一般GNU/Eclipse IDE環境とどう違いますか?
FAQ:開発環境(Embedded Studio)
更新日:2021-03-06
| Embedded Studio | 一般GNU/Eclipse IDE |
|---|---|
| VisualStudioのような外観で直感的に操作でき,使いやすい統合開発環境。アプリケーション起動時間が高速で、ストレスなく利用可能簡単な導入で、新規プロジェクト立ち上げをスムーズに行うことができます。 | 一般的なEclipse環境は、IDE起動及びウインドウ・デバッグ操作が遅く、使い勝手で物足りないケースが多い。 |
| SEGGERより直接技術サポート可能(OEM版のサポート窓口は提供元デバイスメーカ様)。各種BSPサンプル、スタートアッププロジェクト加えてサポートフォーラム、Wikiページでも多くの技術情報を準備。 | Open Community・GNUサポートフォーラム、インターネット上の提示版などにサポート情報がたくさんありすぎて、必要な情報を見つけるのに苦労する。 |
| 商用統合開発環境の中ではローコストにライセンス導入可能(OEM版は無償で商用利用可能)。非商用利用、学術用途利用、評価目的の無償評価版も提供。 | 無償で商用利用可能 |
| スペックが低いPC・マシン環境でも高速デバッグ操作が安定します。 | 複数のプラグインを同時に使用するとIDEが不安定・クラッシュする場合がある。メモリ利用量が大きく、高スペックなPCを要求される。 |
| 基本機能はインストール済みでプラグイン管理は不要です。コードエディタ、プロジェクトマネージャ、コンパイラ、コード解析、デバッガなど様々な機能はすぐに利用可能です。同じパソコンに複数バージョンのIDEはインストール可能です。 | 多種プラグインをインストールする必要があり、プラグインの構成管理に手間がかかる。 |
| SEGGER社で開発・組込アプリケーション向けに最適化された独自のCライブラリを使用します。 | GCCベースのNewlib・標準Cライブラリを使用します。 |
| SEGGER社独自のコンパイラ・リンカとSEGGER社の開発したCライブラリによってGPLによる開示義務のないコード生成と高性能で信頼性の高いコード開発が可能です。 | GPLライセンスによりユーザ開発コードの開示が要求される。 |
| SEGGERリンカによる最適化で大幅な最適化効率改善とリンク動作スピードを確保 | 効率の低いGNUコンパイラ・リンカ最適化パフォーマンス |
| VisualStudioのような高機能コードエディタをサポートします。対応機能:コード補完、簡易ナビゲーション、コードテンプレート、シンタックスハイライト、コードブロック表示、未利用コードのハイライトなど | コードエディタ性能は比較的低い |
| メモリ使用量表示、コードアウトライン、静的コード解析、スタック使用量解析、シンボルブラウザなど高性能で信頼性の高いコード生成を提供します。 | GNUプロジェクトのプラグインで対応可能だが、比較的効率が低い。 |
| J-Link/J-Trace PRO経由で高効率・高速のデバッグ操作が可能 | GDB系デバッグインターフェースは速度が低いためデバッグ操作の満足度が低い。デバッグ機能が足りない。 |
| マルチコアを活用した並列コンパイル機能で、高最適化設定のプロジェクトの場合も高速なビルドを実現します。 | 一般的にプロジェクトビルド時間が長い。 |
| IAR EWARM / KEIL-MDKなど外部商用コンパイラツールは利用可能。既存コンパイラ資産も利用可能です。 | GNU IDE環境のため、GCC以外、IAR EWARM / KEIL-MDKコンパイラツールチェーンは使用できない。 |
| MTB/ETMトレース(命令トレース)可能 | 一般的にEclipse環境でのデバッグポート通信速度は低いため命令トレースは難しい。 |
| J-Link/J-Trace PRO以外のデバッグプローブは利用不可 | GDBサーバー経由でのJ-Linkに加え、オープンソースのOpenOCDデバッグインターフェースは可能。 |

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