FAQ:よくある質問

更新日:2023-10-30

質問:J-Link 9-Pin/19-Pin Cortex-M Adapterは JTAG #TRST信号に対応していますか?


デフォルトではアダプタ側のコネクタに「#TRST」信号は接続されていませんが、アダプタ基板を改造して対応可能です。


JTAG Interface Adapter

「J-Link 9-Pin Cortex-M Adapter」及び「J-Link 19-Pin Cortex-M Adapter」変換アダプタのハーフピッチコネクタ側に JTAG 「#TRST」信号が接続されていません。

Cortex-Mマイコンデバイス環境では「#TRST」信号無しでもJTAGモード接続は問題ありません。
Cortex-A/Cortex-Rマイコンデバイス環境の場合は、一部デバイスではリセットタイミングによって「#TRST」信号を受ける必要があります。その場合は、以下の手順を参考にJ-Link Cortex-M 変換アダプタ基板を改造して対応可能です。

以下、J-Link Cortex-M 変換アダプタ基板の回路図です。アダプタ基板にマウントされていないはんだブリッジ(R1、R2)があります。

Cortex-Mアダプタ回路図

「J-Link 19-Pin Cortex-M Adapter」アダプタ基板の「R1」にジャンパー又は「0Ω」抵抗を実装することで、ターゲット側のデバッグコネクタ「PIN-9」から「#TRST」をターゲットに出力できます。「#TRST」信号が必須となるデバイスのJTAG接続を実現します。

「J-Link 9-Pin Cortex-M Adapter」アダプタの場合はアダプタ基板の「R2」にジャンパー又は「0Ω」抵抗を実装して「PIN-9」から「#TRST」をターゲットに出力可能です。 変換アダプタ基板を改造

Coresight-20コネクタのTRSTピンマップ(TRST=PIN16)に対応する方法:

ターゲット側のデバッグコネクタ「PIN-16」から「#TRST」をターゲットに出力するには、以下のように半田付けで「R1(DNP)」の「#TRST」ポイントをハーフピッチコネクタの「PIN-16」に接続します。

変換アダプタ基板を改造


製品タグ:

J-Link 9-Pin Cortex-M Adapter
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